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身近な病院の統廃合問題

久々にまじめネタ。
神戸新聞からですが地元の県立病院(尼崎、塚口)の2つを統廃合して1つの病院とする話がありました。
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002456622.shtml

案としては3案あり、一番お金のかかる新病院をつくって2つを廃院、尼崎を拡大して塚口を廃院。耐震工事をして2つを存続。
記事からは一番お金のかかる、新病院を建設して2つを廃院という財政を考えていない結論に達している。
(記事にあるが100億の地域医療再生支援基金を入れても高額の上、25億の減額では意味が無い)
基金が得られないが、耐震工事が一番安上がりとの見積もりがあるのに無視された形となり、結局は病院が無くなるという地域サービスの低下が顕著となった。

病院を廃院とするために、県が推し進めたのは人事異動で麻酔医を0にして病院としての機能を麻痺させるという、卑劣な方法。もちろん病院で手術などが出来なくなるという職員イジメのダメージであったのだが、最終的には病院に来た患者への攻撃でしかない。

新しい病院の建築費用だけでなく用地費用にはまったく触れられていないし。どこに病院を建てるのか? その計画もなしに新病院という真っ白な設計図でいいのか。
市バスは現在JRを境にして南北へのアクセスが途切れている為、病院をなくせば行けない患者が増えるという問題点。
現在の病院は共に駅に近くバスターミナルからも近いなど利便性は高い。
ただでさえ南北移動が困難な地域性や市バスのルートを考慮に入れれば耐震工事がマシなのは明らかである。

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2009年10月20日 22:26に投稿されたエントリーのページです。

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